https://soundcloud.com/nudirections
DFRNT こと Alex Cowles が2011年に出したセカンド・アルバム。
冒頭の “True” の鋭角的なシンセの音からして、柔らかさが目立っていた前作『METAFICTION』(関連記事)とは違う印象を受けるんだけど、リズム自体もダブステップの定型をギリギリ保ちながらも前のめりのものが多く、テクノ的な音作りのせいもあって、聴いた印象はほとんどテック・ハウス。
ただダブステップらしいベースの打ち出しの強さや、スネアのアタック感の強さはそのままなので、有無をいわせずこちらの体を揺らせるようなグルーヴがあり、その境界線にあるような音作りはやはり面白い。
また前作よりも使っている音色やリズムに幅がある分、作品の流れが感じられるのも良いし、彼の作品の中でもダンサブルな面が強く出ているというのも興味深い。
あと前作同様リミックスが収録されているんだけど、ドラムンベースに仕上げた ASC 以外、あまり代わり映えしてないのが残念(どれも良く出来てはいるんだけど)。