http://www.myspace.com/circuscompany
カナダ出身のプロデューサである Stephen Beaupre は、一般的には Deadbeat とのユニットである Crackhaus で知られているのではないかと思いますが、ソロでも数は少ないながらも、 Crackhaus に近いサンプリングのカットアップを駆使したミニマル・ハウスをリリースしていて、そんな彼が、何故かフランスの Circuscompany からリリースしたシングルが本作。
Circuscompany といえば、同じフランスのレーベルでも、一際はっちゃけていた Karat や、逆に地味渋だった Telegraph (サイト見たらドメインが売りに出されてたんだけど、もしかして潰れちゃったの?)に比べると、その間でのらりくらりとやっている印象があるんだけど、今作もそんな感じで、一瞬今時のニュー・エレクトロに影響されたのかしら、と思わせるものの、しかしそんなことはすぐにどうでもよくなるようなフニャフニャ具合が気持ちいい脱力エレクトロ。今迄からするとけっこうな方向転換だと思うんだけど、所々で見せるサンプリングのセンスは流石と思わせるものだし、のらりくらりとしながらも、きちんと盛り上げてくれる秀曲。
裏面の “STUTTER” も流れるようなシャッフル感が気持ちい4つ打ちのトラックで、周りと同化しているようで、実は誰ともかぶってない様は実に痛快。相方の Deadbeat も最近躍進目覚しいし、ここらでまた Crackhaus やったら凄いものができるんじゃないかしら。