DJ はともかくとして、トラックに関しては最近フロアから遠ざかっていた印象の Laurent Garnier の新作は、なんと Âme の INNERVISIONS から。
よくベテランが唐突に、路線変更して人気レーベルから出す事がありますが、この作品に関していえば、 INNERVISIONS というレーベルが元々デトロイトっぽさを持っていたので、 Garnier との相性は良かったみたいですね。
最近のミニマルとは違う、生っぽい質感のアフロ・トライバルなトラックは、一聴して耳を引き付けられるような即効性はないものの、しかし全体を通して静かな熱気をはらんでいて、12分という長尺ながら全く飽きさせない。
もう一曲の “PANORAMIX” も、不穏な空気を引き裂くように鳴るシンセがカッコいいデトロイティッシュなテクノで、個人的には表題曲より好きかも。
まぁどちらにしても両曲とも素晴らしいのには変わりなく、これはベテランの底力を見せつける傑作ではないかしら。
Innervisionsはリリースした物が軒並みヒットしているし、
本当に外れの無いレーベルですね。
ガルニエも前のアルバムが退屈でしたが、本EPでまた
フロアに戻ってきてくれて嬉しいです。
まだまだこのレーベルは好調な活動が続きそうな勢いですね。
>マチュさん
INNERVISIONS はホント上手いところついてきますよね。
ほんのりとデトロイトっぽいのも良いですし。
またこうやって意外なところから人引っ張ってきてほしいものです。