昨日は東京ドームで KAT-TUN のツアー最終公演を見て参りました。なので普段であれば、ここでちょっとしたライヴ・レポなど書くところなのですが、どうもそういう気にならないのですよ。ならそんなにつまらないコンサートだったのかというとそんな事もなく、十分に楽しませてもらったんだけど、それと同時に非常に粗も目立つライヴで。具体的な記述は避けるけど、とにかく色んな面でムラがありすぎたし、それに起因して全体的に間延びした印象だったし。まぁそれでも楽しかったのは間違いないんだけど、ファンだからこそあれで良かったとはいいたくないなぁ。ゲストで来てた山下君と、赤西君亀梨君の3人の並びを生で見れたのは素直にうれしかったけど。
このアルバムも、昨日のコンサート同様、微妙に残念なアルバムです。って繋げるのはいささか強引だけど、 Bong-ra という人が昨年末に出したアルバム。私はこの Bong-ra という名前はこれではじめて知ったんだけど、サイト見るとかなり活動歴長い人みたいですね。
タイトルとジャケット見るとなんとなく分かりそうだけど、メタルをネタにしたブレイク・コア。同系統のものとしては、以前同じ AD NOISEAM からの drumcorps (過去記事)というアーティストを紹介したことがあるけど、こちらの方がよりメタル成分が高め。ぶっ壊れたリズムの上に、メタル・ギターのみならず、かなりの頻度でデス声も乗っていて、私のような人間からすると、非常に楽しい1枚になっています。
でも上記したように、大絶賛する気になれないのも事実。この人の場合、点でみると盛り上がる箇所は山のようにあるんだけど、どうもブレイク・コアのもつ快感と、メタルの快感を上手く融合できていない部分が多くて、イマイチ盛り上がりが持続しないのですよ。だから全体的に惜しい、という印象が強くなってしまって。
私の大好物なのは間違いないし、高速の四つ打ちのキックの上で、ギターとデス声がうなりまくる “Ram Waster” なんかホント名曲なんだけどなぁ。次作は是非これクラスの曲を揃えた傑作にしていただきたい。