以前 Cadenza から出したシングルが素晴らしかった、チリ出身の alejandro vivanco のシングル。
表題曲は、四つ打ちのキックの上にチャカポコとしたパーカッションが乗るミニマルで、これといったフックもない、実に地味な曲。しかし中盤浮遊感のあるガムランのメロディが鳴ってからは、音数がぐっと増えて、以降細かい音の抜き差しでグイグイ盛り上げてくれる。
anthony collins と digitaline によるリミックスは、両者共に細かいエフェクト以外上モノのない、硬派なパーカッシブ・ミニマルながら、原曲の持つうねりを上手くふくらませていて、こちらもなかなかの傑作。
このレーベル自体、あまり日本には入ってこないらしいんだけど、今後注視しておいたほうが良さそうです。