Echospace のアルバム『THE COLDEST SEASON』(過去記事)のリリースで話題になった Modern Love の、次なるアーティスト・アルバムは、 Claro Intelecto のセカンド・アルバム。
彼の4年前のファーストアルバムである『NEUROFIBRO』(過去記事)は、比較的メロディアスなエレクトロだけど、今作は Modern Love からということで、予想通りのダビーなテクノ。個人的にはその間ほとんど彼の名前を聞く事がなかったので、この方向性はかなり唐突に映るんだけど、このレーベルから『Warehouse Sessions』という連作シングルを出していたようなので、その過程で変化していったということなのかしら。
音のほうは Deepchord なんかのダブダブな音響空間に比べると、ダプっぽさは味付け程度に、むしろデトロイトに近い美しいディープ・ミニマル。リズムはあくまでどっしりと重く、しかし上モノは浮遊感を感じさせるもので、その対比が非常に気持ちよく、全体的な柔らかさもあって聴きやすい。
これは意外にハウス好きもいけるんじゃないかしら。