d’Kawa と Petetok が主宰するレーベルから、 Karafuto こと田中フミヤが96年にリリースした曲のリミックス盤。なんでまたこの時期に、しかもこのレーベルからなのか全く分からないんだけど、まぁリイシューというのは大抵そういうものだから、気にせずにおきましょう。
私はオリジナルは聴いた事がないので、そこら辺の比較は出来ないんだけれども、基本的にみなさん今っぽいミニマル。
本人である Karafuto のリミックスは、ディレイこそ聴いていないものの、ベース・ラインがまんまミニマル・ダブな、かなり重たいミニマル。2006年に Yoshiki と出した『patch works EP 1』に近いっちゃぁ近いんだけど、でもここまでベースを出したのって、田中フミヤにしては珍しい気がします。
他の人によるリミックスは、レーベル主宰の2人によるものは、ファンキーなミニマルで、可もなく不可もなくといった感じ。そして残りの一人は Toni Vokado 。 Electric Avenue から出していたときの人気ぶりはどこへやら、名前聞くのずいぶんと久しぶりですが、相変わらずトラックの質は高い。わりと他の人が音を詰め込んでる感じなのに比べ、彼はよりすき間を作る事によってグルーヴを動かしていて、この中では断トツでダンサブル。
やはり眠らしておくには勿体無い才能です。