http://www.background-records.de/
この人ってリリース毎に変化は見せているんだけど、かといって大胆な変化を見せる人でもないので指摘がちょっと難しい。
とりあえずA面の”Liquid Crystal Display”はめずらしく12分を越す長尺曲。いつもより幾分リズミックな感じがしなくもないけど、これはいつものポータブル。
なんでそれよりはやっぱりB面の2曲でしょうか。さざ波のように押し寄せるパーカッションが心地よい”60hz”,生ギターをフィーチャーした”30hz”共にポータブルにしては珍しくメロディーがあるんですよね。特に悲しみ彩られた”30hz”の方は、彼の楽曲でこんなに感情に訴えかけてくるのは初めてじゃないでしょうか。
これが安易な分かりやすさに流れなければ、次のアルバムは楽しみですね。