なんだかんだで Adam Beyer が2005年に plus 8 から出した『a walking contradiction』(過去記事)って、それ以降の Plus 8 の方向性を決定付けたのかな、と思うんですが、この Skoozbot による EP も、今では Plus 8 の主流のスタイルになった感のあるグルーヴィーなテック・ミニマル。
サブ・レーベルである m_nus が引き算の美学を追及しているのに比べ、 Plus 8 の方がはるかに動きのあるものが多いわけですが、共通してるのはどちらもすごく機能的なんですね。そして機能的っていうことは、ある種型にはまりやすいともいえるわけで、その方に収まらずに非常に刺激的なときもあれば、そうじゃない時もある。
んで、この作品に関しては、機能的で終わっちゃってますかねぇ。ここに収められたトラック自体には特に不満はないながらも、別にこの人じゃなくても、っていう感じがしてしまうのですよ。
まぁ私が以前ほどミニマル聴かなくなったので、トラック毎の微妙な差異を見つけづらい、というのは否めないんだけど、ミニマルでそれをいっちゃぁ身も蓋もないしなぁ。