コンパクトの100番記念コンピに続くのは、レーベル・オーナーのミヒャエル・メイヤー御代の初アルバム。
私がコンパクトというレーベルを意識したのって意外と遅くて、多分カイトやトーマス・フェフルマンなんかをリリースしてた頃なんでキレイめなテクノをリリースするレーベルという印象だったんですね。
それが最近ではアシッド・ミニマルという感じの印象が強くなっていますが、このアルバムはちょうどその中間をいってるような感じでしょうか。こういうアシッドものって下世話な感じなものになりがちだけど、この作品はそこをギリギリなラインで回避しながらも、しっかりフロア・ユースなダンス・トラックに仕立ててる。そして全体を包み込むようなシンセも美しい。しかしですね、それよりなにより、とても硬いキックの音が非常に気持ちいい。こういうキックの音聴いたの久しぶりなんで、私はこれだけでやられちゃった感じです。
昔からの思い入れのある人は色々と思うところあるようですが、私はかなり好きですね。
Touch Michael Mayer by G-Tools |
こんにちは。「昔からの思い入れのある人」です。
ボクもかなり好きですよ。
ただ、Forever Sweetのアルバムがあまりに素晴らしすぎたのがトラウマになっていて、それ以来のアルバムリリースということで期待し過ぎてしまったんですよね。
アシッドは去年辺りから再燃しているので
今年は遂に来るんじゃないかと思っています。
ジョシュウィンク、ソウルデザイナー他にも
色々なアーティストがアシッド作品出しましたし。
このアルバムは、僕の中でちょっとアレっ?
て感じでしたけど、今後に期待します
PING:
TITLE: Michael Mayer [minimal house]
BLOG NAME: acid over the rainbow
Michael Mayer – Touch (●Kompakt/2004)
ドイツらしい硬質で電子的なハウスミュージック。
アシッド、ディスコ、エレクトロポップ少々。
少々面白みに欠けるというか、無機的なカッコ良さって確かにあるんだけれども、今回はそれが裏目に出てしまったというか、フォーエヴァー・スウィートの頃の艶っぽさというか色気があんまり感じられなかったんですよ。
いや、決して悪い訳じゃなくて、どっちかいうと好きなほうというか、かなり好きなアルバムに入るかもしれないけど、自分の中で期待を膨らませすぎたのかも。
経験上、こういう場合は、しばらく寝かせてから改めて聴…
PING:
TITLE: Michael Mayer – Touch (Kompakt:KOMPAKT CD36)
BLOG NAME: Tokyo Experiment
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現在最も成長が著しいレーベルと言えば、Kompaktと言って間違いないだろう。The OrbやKaito、Thomas Fehlmann、Reinhard Voigtを擁し、いくつかのサブレーベルを所有しいくつかのレーベルをディストリビュートしている活動盛んなジャーマンレーベルである。テクノアーティストの層は、レアル・マドリード並である。そしてそのオーナーがこの人、Michael Mayerだ。EPやMIXCDは今まで発表してきたが、オリジナルアルバムは初である。結構期待していたのだが、聴いてみたら予想外な作風で面食らってしまったよ。なんとこの人まもで、アシッドをやってるではないか!去年辺りからアシッドリバイバルはあったし、実際Kompaktのアーティストもアシッドな曲を出してたりはしてたけど。もちろんジャーマンテクノなのでシカゴライクなアシッドでは無くて、淡々としたブリブリアシッドなんだけどね。そう思いきやエレクトロディスコ調の曲や、The OrbやMike Inkが近年出した曲に似ているアシッドベースにシャッフルしたリズムを組み合わせた曲、または淡々としてクールなミニマルテクノ、そしてKaito調の哀愁路線テックハウス等、多彩なアルバムになっている。簡単に言うとKompaktのアーティストの良い所取りって感じだけど、逆にまとまりはないかなぁと。先行EP「Privat」路線のテックハウスを期待してたので肩透かしを食らった気分もありますが、Kompaktレーベルを知るにはもってこいの一枚かと。
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