http://www.teichiku.co.jp/artist/kan8/
そういえばデビュー時の演歌路線はどこいったんだろう、といった感じの、関ジャニ∞の9枚目のシングル。
前のシングルの『ワッハッハー』は個人的にはイマイチだったんだけど、今作はもう文句なしなんじゃないですかね。
音楽的には今や関ジャニの規定路線といった感もあるスカ・ファンクなんだけど、彼らの真骨頂でもある、ふっきれた勢いでもって曲をどんどん引っ張っていくので、無条件にとにかく盛り上がる。7人のメンバー中、基本メイン・ヴォーカルとってるのが渋谷君、錦戸君、大倉君の3人だけで、他のメンバーは暇だったのか、妙な掛け声や合いの手が色んなところに入っているのも楽しい。
やはりこのグループには、渋谷君という素晴らしく歌の上手い人がいるので、逆にコレくらい崩してくれた方が面白いですね。こんな曲は他のジャニーズのグループには出来ないでしょう。
カップリングの “道標” は、今の季節を意識したのか、暖かい雰囲気のアコースティックなミドル・バラード。全然悪い曲ではないんだけど、どうせなら昭和歌謡な曲をカップリングにして、関ジャニ∞の個性を強く打ち出してほしかった気がします。
それにしても、現在ジャニーズの中でも他のグループとの差別化が強く図れているのって、 TOKIO と関ジャニ∞ではないかと思うんだけど、その両方ともがバンドというのは面白いですね。やはりグループの形態が似てきちゃうと、音楽的にも似てくるのはしょうがないということなんでしょうか。