自身のレーベルからの新作。前作の『PET SOUNDS』はアクフェンっぽいカットアップ・ファンクで、その後のシングル「NASTY」も同路線だったから、しばらくこの路線が続くものだと思っていたのだけれど少し変わりましたね。
今回はハウス的な四つ打ちはなしで、ほとんどのリズムがエレクトロやブレイクビーツっぽいものになっている。なので感じとしてはブレイク・コアに近いものになっていてかなり能天気。まぁ、それ自体は悪くないのだけれど、ほとんどの曲が2,3分で終わってしまうので(19曲収録で44分)、なんだか思いついたアイデアを手当たりしだいぶち込んだだけみたいな感じ。個人的にはもう少し練り上げてほしかった・・・。でもぼ~っと聴いてるとアルバム全体が展開の激しい1曲みたいにも聴こえるので、それはそれで楽しいのだけれど。