もう一つ op.disc 。2006年に出た、AOKI takamasa にとって多分4枚目のアルバム。
四つ打ちという容器の中に、限界ギリギリまでブレイクビーツという液体を注いだようなアルバム。そのふちから液体がこぼれるかこぼれないか、そのスリルを追いかけているだけで、全10曲があっという間に終わる。
発売から2年経った今でも、このアルバムを越えるどころか、フォロワーさえも現れないという意味では、田中フミヤの『UNKNOWN POSSIBILITY Vol.2』にも匹敵する、真にオリジナルな傑作。今聴いてもその輝きはいささかも鈍っていない。