MATHEW JONSON/TYPEROPE EP(ITISWHATITIS)
MATHEW JONSON/FOLLOWED BY ANGELS EP(ITISWHATITIS)
Sideshow/Slide EP(Simple)
MATHEW JONSON/MARIONETTE(WAGON REPAIR)
久しぶりに12インチのご紹介でも。今、クリック界隈で最も注目されているといっても過言ではない Mathew Jonson 。で、ここで私は昔からチェックしていたなどという話ができればカッコいいんだけど、私も彼を気にしだしたの最近です。一応ルシアーノとの共作シングルは持ってるけど、この共作相手が Mathew Jonson なんて最近まで知りませんでした。
ここ数年のデトロイトテクノの隆盛であったり、ボーダー・コミュニティの人気振りであったりと、最近のテクノってシンセ・ワークに注目が集まっている気がするんですよね。そして Mathew Jonson も巧みなリズム作りもさることながら、幻惑的なシンセワークが特に印象的な人です。
そんな彼を一躍スターの押し上げたのが『TYPEROPE EP』。シスコによると「あらゆるクリック系DJがスピンしまくった傑作!」らしいんだけど、確かに私も買う前から聴いた事ありました。特にB面の”MAGIC THROUGHMUSIC”は、ヴァイオリンを思わせるシンセのメロディが非常に印象的な作品です。
つづく『FOLLOWED BY ANGELS EP』は前作のようなインパクトはないものの、デトロイトっぽいシンセでじんわりと盛り上げてくれる逸品です。
そして彼のシンセ・ワークが爆発してるのがSideshowのリミックス。少しギターを思わせるシンセの音が、半音ずれたりずれなかったりで反響しまくる気持ち悪い曲で、でもその気持ち悪さが病みつきになる中毒性の高いリミックス。私は Mathew Jonson 関連では今のところこの曲が一番好き。
でも新たに立ち上げた自身のレーベルからの最新作も負けず劣らず素晴らしい。幾重にも重なるシンセと、今まで以上に逞しくなったリズムの絡みがたまらない傑作です。どこか最近のルシアーノと重なる感じもありますね。
いやぁ~、しかしヴィラロヴォスにマシュー・ディアといい、この Mathew Jonson といいリッチー和尚の周りには本当に才能のある人が集まりますね。
MATHEW JONSONはヤバイ。
クリックハウス、ディープハウス周辺多くのアーティストがいてどれもある基準を達しているが、その中で目立つ存在が彼だ。
何がすごいって個性!彼しか出せないテクニカルな部分ではなくて内面からあふれ出すイマジネィション。
バリエイションも豊富。
良い意味で毎回期待を裏切る。
「MATHEW JONSONは良い」
といいきるあんたもすごい。
PING:
TITLE: DJ ロランドが脱退ということで…
BLOG NAME: 大豆ペプチドとクラブミュージック
分類図、素晴らしいですね。