Sheldon Thompson こと Pan/Tone の、多分2枚目のアルバム。
この人ってわりとかっちりと作りこんだミニマルという印象が今まで強かったんだけど、今作では一昔前を思わせる、わりとラフなつくりのミニマル・ハウスが中心で、最初は「あれ?」って感じだったんだけど、これが案外悪くない。
序盤の様々なサンプルをひっくり返したようなにぎやかな2曲に始まり、どの曲も柔らかさとポップさを兼ね備えていて、正直自分の中のこの人のイメージとはずいぶん違うんだけど、それでもなかなか聴きやすく、こういった PAN/TONE も悪くない。