なんか発売前から「今年のベスト・アルバム」とか「カニエ・ウェストの秘蔵っ子」とか、はたまた「男版アリシア・キーズ」とか騒がれてる人の通算3枚目、メジャーでは初となるアルバム。まぁ、最初の二つの宣伝文句に関しては何ともいえないけど、「男版アリシア・キーズ」というのは、まぁその通りですね、というしかない感じ(アリシアって「ベベベベベイベェ~」しかマトモに聴いた事無いけど)。
一応音楽性としてはソウルとR&Bとヒップ・ホップの折衷的サウンドで、しかもピアノも嗜むという事でアリシアと比較されるんだろうけど、個人的にはそんなに持ち上げんでもって感じです。
っていうか私としてはこの人のどこを指して皆さんが絶賛するのか良く分からんのですよ。まぁ、確かに悪くはないんだけど、私としては全体的に堅い感じがしてどうしても入り込みにくいんですよ。それは音作りにも言えることだし、より強く思うのがヴォーカルで、このアルバムにも深く関わっているカニエ・ウェストの独特のゆるさに比べると、この人はどうしても力みすぎな感じがしてしまいます。
個人的にはピアノ弾き語りによる”Ordinary People”が一番自然で良いと思うのだけれど。
Get Lifted John Legend Sony Urban Music/Columbia 2004-12-28 |