ルーマニア出身の Livio と Robert Precup によるデュオのシングル。
少し水墨画を思わせるジャケットが渋かったので聴いてみたんだけど、中身は想像とは違って、ゆるめのパーカッシブ・ミニマル。
中でも表の “In Amonte” は、けっこうな音数を使っているにもかかわらず、それでも適度に隙間を感じさせる音作りがなされていて、とにかくゆるい。しかし生音っぽいキックとか、ユーモラスな感じの作りなどは、ハウスの人にも受け入れられるんじゃないかしら。
一方裏の方は、景気の良いブラスが鳴るラテン・ハウス。前にも書いたけど、こういうの聴くと Basement Jaxx の『Crazy Itch Radio』(過去記事)って再評価されるべきな気がしてくる。