ノルウェーのゴシック・メタル・バンド、 Sirenia の4枚目のアルバム。
ゴシック、メロディック、シンフォニック、まぁ呼び名はどれでもいいんだけど、その手のバンドはずいぶん女性ヴォーカリストを参加させてる率が高いなぁ、というのを最近思うんだけど、この Sirenia もメインは女性ヴォーカル。
なんでもアルバム出す度にヴォーカル変わっているらしいんだけど、果たしてコレはメタルである必要があるのだろうか、と思わなくもないほど女性ヴォーカルが前面に押し出されていて、とにかくポップ。
しかしここまで雄々しいのもメタル以外では難しいのかな、と納得してしまうほど、激しい曲展開にバックで鳴るストリングス、唐突に挿入される荘厳な聖歌隊コーラスと、全てが壮大。
正直要素を詰め込みすぎて楽曲が破綻寸前なような気がしなくもないんだけど、あくまで透明感のある Ailyn のヴォーカルを軸にすることによって、見事にそれを回避しているし、そうなってくると、このバンドの過剰さというのは非常に面白い。
ちょっとテイストは違うけど、昔 Valencia の “Gaia” が好きだったという人には、是非とも聴いてみてもらいたい。

- The 13th Floor
- Sirenia
- Nuclear Blast 2009-04-21
- 曲名リスト
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- Path to Decay
- Lost in Life
- Ming Maelstrom
- Seventh Summer
- Beyond Life’s Scenery
- Lucid Door
- Led Astray
- Winterborn 77
- Sirens of the Seven Seas
by G-Tools , 2009/03/15