border communityに興味が出てきてからというものプログレッシブ・ハウスやトランスなんかにも手を出してみたいとは思うのだけれど、耳にするものの殆どが安っぽいものばかりで未だに手が出せないでいる私であります。
そんなこんなでそこら辺は相変わらずJames Holdenに頼りっきりという感じなのですが、彼と女性ヴォーカリストのJulie Thompsonによるコンビの、これは多分2作目。
とはいってもこれは正規盤ではなく先行プロモなんだそうで、正規盤より曲が多いそうです。普通プロモのほうがダイジェスト的に曲数少なくない?まぁ、いいけど。
オリジナルは今更エレクトロクラッシュ?、なんて言葉が浮かんでしまうようなロック色の濃い曲なんだけど、ヴォーカルの幽玄さが不思議な雰囲気を醸し出している曲です。
しかしJames Holdenの場合、どちらかというとメインになるのはリミックスの方で、今作には長尺物のリミックスが3ヴァージョン、おそらく本人の手によるものが収められています。その中でも一番印象的なのは”holden amateur guitar mix”でしょうか。オリジナルのギターを活かしたトビトビサイケデリアなリミックスで、後半の徐々に沈みこんでいくような展開もかなり効果的。残りの2曲もサイケデリックな感じながらも割といつものborder communityスタイルといった感じ。でもこの浮遊感のあるリミックスが幽玄なヴォーカルには一番合っている感じも。
他にもアカペラ2曲とよく分かんない謎のトラック1曲と盛りだくさんなので、正規盤待つよりはこちらを買ったほうが良いかと。まぁでも正規盤にはまた違うヴァージョンとかが普通に入ってそうだけど。
shooterたちが、いいけど言葉とか長尺とかをヴォーカリストすればよかった?