最近テクノをあまり紹介していないので、ということで、ポーランドのネットレーベルからの、現時点での最新作で4曲いりシングル。
とにかく今作では1曲目の “Crash” が出色で、ノイズ交じりのアンビエンスで始まるミニマル・ダブ。その後たゆたうような上モノ、シンプルなキックが入ってきても、そこから発せられる音世界は荒涼としたモノながら、徐々に音数を増やしていきながら変化していくうちに、気がつけば確かな熱気をはらんでいるのが実に気持ち良い。
残りの3曲もミニマル・ダブながら、それぞれ微妙に色を変えながらも、しっかりとした音の作りこみがなされていて、どれも完成度が高い。
レーベルのサイトで聴ける他の作品もミニマル・ダブで統一されていながらもよく出来ていて、これは年初めから良いレーベルを見つけた。