今日はテクノ系のブログの更新があまりないなぁと思ったら、今晩 electraglide なんですね。まぁ一人押入に向かってクリック聴いている私には関係のない話ですが。
ハード・ミニマルからクリック系への流れというものを始めて意識したのは、多分 Pascal FEOS が cocoon から出したミックスCDを聴いた時じゃないかと思うんだけど、それ以降自分のDJプレイにその流れを反映させる人というのは随分増えてきたけど、そういえば自身のトラックまでクリック系なのって案外少ないですよね。
そんなこんなでハード・ミニマル好きなら「おまえもか?!」と思わずにはいられない adam beyer の新作なんですが。
しかし adam beyer ですよ?もうハード・ミニマルの代名詞みたいな人ですよ?何でそんな人が、しかもわざわざ和尚のレーベルから、っていうかあんたデトロイト系に鞍替えしたんじゃないの?、なぁんて思っていたわけですよ。だから発売してからもしばらく様子を見ていたんですが、とうとう買ってしまいました。それでねぇ、思わずうなってしまいましたよ。だってめちゃくちゃかっこいいんだもん。
彼が自身のレーベルを設立して、デトロイト系のアルバムを出した時って習作というような印象しかもてなかったんだけど、今回は時間をかけてのか付け焼刃的なところが全くないんですよね。しかも丸々クリックというわけでもなく、リズムはハード・ミニマル的な疾走感を保っているのも彼の経験のなせる業でしょう。そして上モノも隙間を生かした絶妙なグルーヴを持っていて、なんかもここまでやられると降参するしかありません。ご立派!