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例えば恋人と別れたから失恋ソングを聴くとか、落ち込んだときに応援歌的なものを聴くとか、そうやって自分のシチュエーションに合わせて音楽を聴くのって以前はあまり好きじゃなかったんですよね。というのも極端な話、腹が減ってれば何を食べてもうまい、っていうのと変わらないと思うんですよ。
でもそんな考えも今では随分と変化していて。
以前勤めていた会社では車での移動がほとんどだったので、よくラジオを聴いていたのだけれど、そこではリスナーの思い入れとともに様々な曲が紹介されるんですよね。その中には一発屋の代表みたいな大事マンブラザースバンドの曲にも、深い思い入れを抱き大事にしている人がいたりなんかして、そのような話を聞いているうちに、そういう聴き方もいいもんだなぁと思えてきたんですよね。
それは自分が昔の曲をある程度懐かしんで聴くことが出来る年齢になったからなのかもしれませんが。
そういった意味において日本一のバンドといえば、やはりサザンを措いて他にないと思います。他にも数多くの名曲を持っているベテランはいるけれど、ここまで第一線で活躍し続けて支持を得ているバンドっていないですもんね。
だから彼らには代表曲の焼き直しみたいなことも、そのクオリティの高さも相まってある程度許されている部分があると思うんだけど、すくなからず挑戦的な部分というものも持ち続けていたわけですよね。
そういう新機軸を色々見せていた前作の『Sakura』は個人的には評価していたんだけど、どうもあの『TSUNAMI』の大ヒット以降、そういうった部分が希薄になっている気がします。
それはこの7年ぶりのアルバムでも変化なく、30もの収録曲がありながら、そのほとんどが既聴感バリバリなんですよね。さすがに桑田佳祐なんで曲自体は良いんだけど、これだったらわざわざ2枚組みにする必要ないんじゃないかと思ってしまいます。
とかなんとか文句を書いてみたけれど、数多くの日本人同様サザンが身にしみている私はついつい手が伸びてしますのだけれど。
キラーストリート (初回限定盤DVD付)
サザンオールスターズ
曲名リスト
1. からっぽのブルース
2. セイシェル~海の聖者~
3. 彩~Aja~
4. JUMP
5. 夢と魔法の国
6. 神の島遥か国
7. 涙の海で抱かれたい~SEAOFLOVE~
8. 山はありし日のまま
9. ロックンロール・スーパーマン~Rock’nRollSuperman~
10. BOHBONo.5
11. 殺しの接吻(キッス)~KissMeGood-Bye~
12. LONELYWOMAN
13. キラーストリート
14. 夢に消えたジュリア
15. 限りなき永遠(とわ)の愛
1. ごめんよ僕が馬鹿だった
2. 八月の詩(セレナード)
3. DOLL
4. 別離(わかれ)
5. 愛と欲望の日々
6. Mr.ブラック・ジャック~裸の王様~
7. 君こそスターだ
8. リボンの騎士
9. 愛と死の輪舞(ロンド)
10. 恋人は南風
11. 恋するレスポール
12. 雨上がりにもう一度キスをして
13. TheTrackfortheJapaneseTypicalFoodscalledKaraage&Soba~キラーストリート(Reprise)
14. FRIENDS
15. ひき潮 ‾Ebb Tide‾