この前紹介したコンピにも参加していたルーマニアのプロデューサー Vid がオランダのレーベル Memoria Music Group から出したシングル。
今回の曲はコンピの曲に比べるとキックが強めで、踊りやすいものにはなっているものの、繊細な上モノの美しさは変わらず。
うっすらと入るシンセと滴り落ちるようなピアノの調べにとろけそうになる “Rebirth” 、柔らかなシンセでゆるやかに上げていく “Etime” 、デトロイトっぽい疾走感のあるシンセとエフェクトが絶妙な緊張感を作り出している “Poem” と、どれも完成度が高い。
ただ難をいえばどの曲もリズムが直線的すぎるので、そういった意味ではベースで緩急付けている “3729” が一番よかったかしら。
まぁ作品全体でいっても十分傑作かと。