http://www.axisrecords.com/jp/
最初これを店で視聴したとき、「この人流のブリープ・テクノ?」なんて思ったんだけど、家帰って聴いたら全然そんな事なかったですね。
この人については『Every Dog Has Its Day』以降、ずっとマンネリに陥ったままだと思っているんだけど、今作は少し変化がみられます。
頭に書いたブリープ音は、よくよく聴いてみれば彼がよく使うヴァイオリンに軽くディストーションかけたみたいな音色で、曲全体もパッと聴いた感じはいつもの Jeff Mills 。
でも今作はリズムの感じが少し違っていて、今までが硬い拳のようなキックだったとしたら、これは張り手のようなもっとべタッとしたキックというか。まぁ具体的にいうと、キックとベースの境目がより曖昧で、つまりはグルーヴ的には今のミニマルに近いものになってるんですよね。
他の2曲も、曲はいかにもなコズミック・ファンクながらBPMが抑え目で、ミニマルと親和性の高いものになっていて、いや、なんかこの人の今後がちょっと興味深くなってまいりました。
『Natural World』(PM-021)
A1.Transport
A2.Kat Luck
B1.The Clairvoyamt
視聴→ TECHNIQUE