オランダの3人組ヒップホップ・グループ、 Dope D.O.D. が2011年に発表したデビュー・アルバム。
ビデオとか見るとひたすら悪そうな人たちに見えなくもなくて、音の方もそれっぽいハーコーなヒップホップが多いのですが、かといって本当にヤバイ人たちのもっているヒリヒリとした緊張感は希薄で、むしろ暴力的なものを記号として好んで使っている感じ。そういった意味ではかつてのへヴィロックにも近くて、またアメリカで EDM なんかが話題になる前からダブステップを取り入れていることも含めて、 KORN のヨーロッパツアーの前座に抜擢されたのも納得な作品。
こういう作品に若者が熱狂するのは健全だと思うし、実際イイ作品かと(作品単体よりビデオの方がかっこいいけど)。
ちなみに CD は彼らのサイトじゃないと買えないみたい。