ついでなんで紹介してなかった Madteo の2010年のシングル。
この頃はまだアルバム『MEMORIA』(過去記事)と同路線の、分かりやすく頭のおかしい曲が並んでいて、非常にアンダーグラウンド色が濃い。
くぐもった音をエフェクトで無理やり捻じ曲げたような “Deliverance” 、不気味なピアノと強く打ち付けられたドラムが不安を煽る “Delphic Sophistic” 、モコモコト低音が鳴るヒップホップ・トラックの上で Sensational が念仏のようなラップを聴かせる “Do What U Do” 、曲をひたすら圧迫感で埋め尽くすようなノイズが印象的な “Made Off” 、微妙に跳ねたベースと、それを押さえつけるようなキックが重苦しい空気を作っていく “Sheep dipping” と、インパクトの強い曲がずらりと揃っている。
まぁその分聴き手を選ぶのは間違いないんだけど、唯一無二の個性なのは間違いない。
あと私は知らなかったんですが、この人来月 Sähkö からアルバム出すんですね。これはかなり期待できそう。