今最も注目すべきレーベルの一つである wagon repair 。前から好きでちょこちょこ買ってはいたんだけど、なんか枚数も集まってきたんで、だったら全部集めようと思いゆるりと買い集めてます。でもその時ジャケットに注意が必要で、まぁ他のレーベルもそうなんだけどプレス重ねるとジャケが簡易版になっちゃうんですよね。このレーベルに関しては独特のアートワークも魅力なのでそこはこだわりたいところ。実際レコ屋で買うときはいいんだけど、ネット・ショップだとジャケに関しては特に何も書いてないところもあるので注意が必要です。
でもって最近のこのレーベルの中でもお気に入りなのがこれ。
この The Mole という人は Akufen のレーベル Musique Risquee からのシングル『Meets Te Bacon Smugglers』で注目を集めた人で、その後も Revolver や Mutek からもリリースしていて、まぁつまりはカナダの人です。
このレーベルが土着的なサイケデリアを追求しているというのは前書いたけど、これも生っぽいドラムとうねるベースの作り出す濃密なグルーヴの上に、ホーンともギターともとれるよな音色の奏でる裏ノリが絡み合う、実に怪しい曲。わりとサウンドの積み上げ方なんかは一時期の dB なんかに近い気がするんだけど、こちらの方が数倍ファンキー。ちょっとサウンド的に異質なんで、普段テクノ聴いてる人よりもディスコ・ダブとか好きな人のほうが気に入るかも。B面の方もスペイシーなディスコ・ダブって感じだし。
だからもっとクロスオーヴァーなヒットとかしてもいいと思うんだけど、今んとこそんな感じは全然ないなぁ。やっぱ私のセンスが変なのかしら。
視聴→CISCO
『IN MY SONG』(wag013)
A1.IN MY SONG
B1.ACADIAN