http://www.pharrellwilliams.com/
当初の予定では昨年末に出るはずだったのが、延びに延びてようやく出た、ご存知 Neptunes の Pharrell williams のソロ・アルバム。
なんか雑誌やネットの評判を見ると、クオリティは高いけど刺激に欠ける、という意見が多いようなのだけど、個人的にはかなり満足できるアルバムでした。
私は正直 Neptunes ってそれほど詳しいわけではないので比較とかは出来ないんだけど、例えば “Drop It Like It’s Hot” (過去記事)のような実験的なサウンドは確かにここでは聴けません。
でもここには他のヒップ・ホップのプロデューサーでは聴けないような音響的な快感が、本体ほどではないにしても確かにあって、このアルバムには流石というべき豪華な客演陣が迎えられているのだけれど、それらも楽曲、もしくは音響構築の一部に組み込まれているようで、驚くほどスムーズに耳に入ってきます。
そしてサウンドの方も、まるで地を這うようなアコースティック・ベースと転がるようなパーカッション(?)が印象的な “Can I Have It Like That” や、マーチング・バンド風のドラムと、その間を縫うように鳴るベースの絡みがカッコいい “How Does It Feel?” なんかは相当刺激的。
まぁ逆にいうとこの冒頭の2曲のせいで他の曲がイマイチ物足りないのは事実ではあるのだけれど、それでも現在の名声に恥じない質の高いトラックと、アイドル人気にも応えるかのような華のある楽曲を揃えてきたこのアルバムは魅力的です。
日本にもこういう人が出てくると面白いんだけど、誰かでてこないかなぁ・・・・。
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『IN MY MIND』
01. Can I Have It Like That
02. How Does It Feel?
03. Raspy Shit
04. Best Friend
05. You Can Do It Too
06. Keep It Playa
07. That Girl
08. Angel
09. Young Girl/I Really Like You
10. Take It Off (Dim the Lights)
11. Stay with Me
12. Baby
13. Our Father
14. Number One
15. Show You How to Hustle