ちょっとここら辺はあまり追っかけてないので詳しくないんだけど、最近のニュー・レイブと共振する形で盛り上がっているフランスの中でも、 Para One と Tacteel という密接な関係にある二人のトラックメイカーが注目を集める中での発表となった TTC の3枚目。
私は昔からフランス語の響きって苦手なので、数年前のフレンチ・ヒップ・ホップの盛り上がりの時には触手が動かなかったんだけど、今聴いてみると、とりあえずその点に関してはほとんど気にならないかな。フランス語ってどうもゴニョゴニョと話す印象があるんだけど、この TTC は発声がはっきりしていて、それでいて飄々としたラップを陽気なエレクトロ・トラックに乗せていて、なかなかに楽しい。さらにどこか刹那的な雰囲気も全体的に感じられて、パーティ・ミュージックにはうってつけに思える。これであと音楽的にも面白いと文句ないんだけど、そこはもうちょっとかな。
- Quand Je Claque des Doigts
- Paris, Paris
- Turbo
- Telephone
- Travailler
- Ce Pou Vou
- Antenne 2
- J’Ai le Son
- Frotte Ton Cul Par Terre
- Strip Pour Moi
- Ambition
- Bande de Mecs Sympas