ロンドンのプロデューサー Tunnidge が2013年1月に出したシングル。
彼のサイトを見ると Metalheadz から出す、みたいな事が書いてあるのだが、今作は Metalheadz の硬質なイメージとも違う、かといって Deep Medi ともちょっと違うアッパーなダブステップ。
ならよくあるレイブノリのものなのかという、それとも違っていて、扇情的なシンセと、グルーヴを加速させるようなパーカッションによってどんどん盛り上げていはいくものの、ドラムの生っぽい質感と、あまり歪んだ音がないおかげで、変な過剰さがなく、思いのほかすっきりと聴ける。
ただすっきりしてる分印象にも残りにくく、細かくビートを刻むドラムが中心になった “Orion” と、ゆったりとしたビートと怪しいヴォイス・サンプルや上モノで重厚さを演出する “Take Flight” もそれは同様。
なので全体としてはイマイチ地味かしら。悪い作品じゃないんだけど。