リーダーの HIRO が年内でパフォーマーを引退する事で話題になった EXILE が2013年4月に発表した41枚目のシングル。
なんでももうすぐ始まる5大ドームツアーのテーマソングなんだそうですが、そのツアーチケットにこの CD が付いているおかげで、自身のシングルの初動売上の最高記録更新になる56万枚以上を売ったんだそうで。別にチケットに CD を付けるという商法自体を批判する気は全然ないんだけど、オリコン・チャートの形骸化を端的に表した話題のひとつだとは思うんですが、どうなんですかね。
んで、じゃぁ楽曲の方も EXILE の最高傑作を更新するような内容なのかというと、まぁそんな事はなく、いかにも EXILE といった感じのダンス・ナンバー。
ただ今作は冒頭の軽快なシンセを筆頭に、全体の音作りが若干薄め。それが新鮮さをもたらしている部分があるものの、一方でいつもは重厚なトラックの影に隠れてそれほど気にならなかった ATSUSHI と TAKAHIRO のヴォーカルの線の細さが露になっているので、高揚感よりも寂しさの方を強く感じてしまうという、なんとも微妙な出来。
せっかくでかい話題をぶち上げたんだから、曲の方もそれに見合った力作を期待したいんだけどねぇ・・・。