Dominik Eulberg と深い親交があることで知られ、先ごろ出たアルバム『Heimische Gefilde』(過去記事)収録の “Harzer Roller” では Dominik Eulberg と共作もしている、 Gabriel Ananda の2枚目のアルバム。
その “Harzer Roller” 及びシングルに収録された “Schierker Kreisel” がトランシーなテック・ミニマルだったんだけど、あれはやはり Dominik Eulberg の色が濃いものだったのか、今作ではトライバルなディープ・ハウス。しかしトライバルという言葉から想像されるような激しさは一切なく、むしろ全体的なムードはラテン系を通り越してトロピカルな南国ムードでかなりユルイ。まぁ実際には中盤の堅めのフロア・トラックから終盤のメロディアスな曲へと、きちんと流れがあるんだけど、それでも全編ゆったりしているという印象は変わらず、それが非常に心地良い。
最初はインパクトにかけるずいぶん地味なアルバムに思えたけど、聴くほどに味わいを増す佳作です。
- Blauer
- Offbeat
- Bambus
- Egge
- Sweet Decay
- Take One
- Tommelstunde
- Take Off (Live)
- Lamakova
- Jojo