https://www.facebook.com/hector.sandoval.92798
なんでブログってやつはしばらく更新しないと書き方を忘れてしまうもんなんでしょうか。おかげで筆が一向に進みません。っていうかいい加減この手の表現って、「タイピングが進みません」とかにしたほうがいいんでしょうか。
まぁどうでもいいですね。
という事で、スペインのユニット Exium のメンバーである Héctor Sandoval さんのソロ・プロジェクト、TENSAL のファースト・アルバム。
今作を含む自身のレーベルからのリリースは、A、B、C、D と順番にアルファベットを割り振っただけ、曲名もなしと非常に素っ気ない体裁なのだが、音楽性も負けず劣らず無駄を排したミニマル・テクノ。
今のミニマル・テクノというと、ノイズやドローンの要素を取り入れたインダストリアル系が目立っていますが、今作はそれらの要素はあまり出てきておらず、また Sleeparchive のようにベースが前面に出てくることもなく、あくまでキックが中心になっている。そのため一聴すると新味がないようにも思えるんだけど、キックとベースが一体となったような低音が作り出すグルーヴは十分に現代的で、中でも低音蠢く “C-C1” などかなりかっこいい。
この手のミニマル・テクノってどうしてもシングル中心になるので、アルバムとしてきちんと聴ける作品が少ないので、この人には期待したい。