2015年を振り返りがてら、たまには更新を。
ということで、いつの間にやら Richie Sambora が抜けていた Bon Jovi が2015年に発表した13枚目のアルバム。
Richie Sambora といえばリーダーである Jon Bon Jovi と共作する事も多く、またギターのみならずコーラスワークでも存在感を発していた人なわけで、さらに私が Bon Jovi を聴くのが2005年の『Have a Nice Day』以来だったりするもんですから、どれだけ変わっているのかなぁ、と思っていたんですが、聴いてみれば良くも悪くもいつもの Bon Jovi 。
冒頭 “A Teardrop To The Sea” の重苦しさなどには色々と勘繰りたくなるけど、力強い “We Don’t Run” は正に Bon Jovi という感じのロックだし、リード・トラックの “Saturday Night Gave Me Sunday Morning” なんて、曲名が似ているせいもあって、”Someday I’ll Be Saturday Night” と区別つかないし。
ただ以降の曲に関しては、イマイチ派手さに欠けるアコースティックの曲が並ぶので、内容的にはかなり地味。さらに Richie Sambora のコーラスがないので、 Jon Bon Jovi のソロ・アルバムとの区別がつかないので、バンドの今後のことを考えると、ちょっと心配になる作品でしょうか。
まぁ曲の質自体は Richie Sambora の不在を感じさせない高いものだし、私も年齢的にこのくらい枯れている方が聴きやすいので、思いのほか楽しめました。