5人組のバンド、パスピエが2015年に発表した3枚目のアルバム。
このバンドに関しては、単純にアニメ声と呼んでいいのかも分からないくらいにゃんにゃんとした、ヴォーカルの大胡田なつきの声の印象があまりにも強すぎて、さらに曲の方も情報量が多いポップスやロックだったりするものだから、私にはこの世ならざるもののようにさえ思えるというか、それこそ初音ミクなんかのヴォーカロイド(を使っている音楽)に近い仮想的なものを感じてしまうので、私にはその音世界に入っていくのが難しい。
ただそれでも何回か聴いていると、どうしても声の個性が強すぎて単色には思えるものの、その中での濃淡というのはきっちりと表現されているので、思ったほど飽きずに聴ける。
まぁ私にとっては、聴くべきシチュエーションというのが想像できない音楽という事には変わらないんだけど。