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福山雅治のデビュー25周年を記念した3枚組みのベスト・アルバム。
福山雅治に関しては、20周年のときにも3枚組みのベスト・アルバムを出しているので、さすがにちょっと多すぎるんじゃねぇか、って思うんですが、それは当人(レコード会社)も意識したのか、DISC 1 に関してはほぼ20周年以降の曲になっている。
逆に最初の10年間に関しては、8曲のみ、さらにオリジナルで収録しているのは “桜坂”、”HELLO”、”IT’S ONLY LOVE” という彼の代表曲といえるものだけで、残りは2014年のライヴ音源という、かなり思い切った構成になっている。
まぁこの構成に関しては、いい意味にとれば、懐古的にならずに、最近の福山雅治を聴いてほしい、という姿勢の表れとして好感持てるんだけど、25周年というお祭り感に欠けるというか、ぶっちゃけ曲が地味すぎるのよね。
CD で聴いてない曲に関しても耳馴染みのあるものが多いので、多分それなりにタイアップとか付いてるんだろうし、フォーク調のバラードにしても、骨太なロックンロールにしても、実に福山雅治らしくはあるんだけど、こういう地味な曲を今の福山雅治の声で歌われると、どうにも重たい印象が強くなってしまうので、たまには “Peach!!” みたいなお茶目な曲が聴きたくなってしまうなぁ。
まぁこれだけ地味な内容でも成立させてしまう福山雅治のアーティスト・パワーはさすがだけど。