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いわずと知れた Steve Albini 率いるバンド、 Shellac の前作から7年ぶりとなる4枚目。今回も前作同様アナログには同内容のCDが付いてます。
やっぱり私にとって Steve Albini の魅力といいますと、バンド、プロデュース作問わず音そのものでありまして。ものすごく分かり易く書くと、あのギャギャーン!って感じのギターの音と、ドカンドカンいうドラムの音がたまらんのですよ。そしてその音が一番気持ちよく聴けるのが Shellac なわけですよ。しかし今作ではあの独特のエコーがかったような残響音がなくなって、より生々しくなりましたね。そのせいか以前より音圧的に物足らない感じはするんだけど、その分ギターのジャキジャキ感が増して、コレはコレで気持ちいい。
そのほか細かいところをみていけば、以前より隙間が多くなったとか、ミニマルなフレーズでじらす場面が減って分かりやすくなったとか、それに伴って緊張感に少し欠ける感じがするとか、不満がなくもないんだけど、結局のところ Albini の音が気持ちよく聴ける、という一番重要なところはそれほど崩れていないのでわりと満足。
あとは一度でいいからライヴが見てみたいなぁ。