wagon repair の20番は、 Modern Deep Left Quartet の一員でもある、 The Mole の、このレーベルからは2枚目となるシングル。
この人はデトロイトの影響が感じられるダウン・ビート・ハウスで注目を集めている人なんですが、今作の “JiNGOVER” は、彼の作品にしてはテンポの早い部類になるであろう、アフロ・トライバルなディスコ・チューン。なんでも Candido の “Jingo” と、 Sylvester の “Over & Over” という曲をサンプリングしてるらしいです。そのサンプリングの妙なのか、曲から漂う怪しい感じは好きなんだけど、反面ストレートなディスコ過ぎて、ちょっと現代性に欠ける気がするのが惜しい。
裏の “SLOW CHUGGER” は The Mole らしい煙たいダウン・ビート・ハウス。こちらは新鮮味はないものの、この気だるい感じはやっぱり好き。13分以上かけて、ズブズブとはめてく感じがたまりません。