マチュさんのブログで知ったんだけど、 yellow まで閉店ですってね。まぁ入ってるビルの解体に伴うものという事で、リキッドルームみたいに別の場所で復活できる可能性があるのがせめてもの救いだけど、日本のクラブ・ミュージックはどうなっちまうんだろうなぁ。
それにしてもこれで「CHAOS」はまたお引越しか。今度は unit でやってほしいなぁ。
メジャーからは6枚目となる、 Rip Slyme の2007年作。
ここ何作かはどうもイマイチな作品が多かった Rip Slyme なんですけど、これは久々の会心作じゃないですかね。『MASTERPIECE』での生音導入から、どんどん落ち着いた作風のものが目立ってきていたけど、今作では以前のようなはっちゃけた勢いと、最近の穏やかさが無理なく融合していて、いい具合の着地点に収められてる。それでいて過去最高なんじゃないかと思えるほど盛り込まれた雑多な音楽要素を、ポップにまとめ上げる手腕は衰えていないし、さらにいつになくメロディがよく書けてるのもいい(ここら辺は PES の頑張りなのかしら)。
それにやたらと情緒に流されたがる日本のチャートの中でも、必要以上に意味を押し付けない彼らの音楽性ってもっと評価されてしかるべきだと思うんだけどね。停滞感丸出しな日本のヒップ・ホップも学ぶべきところは山のようにあると思うんですが。