忘れた頃にやってくる wagon repair 特集なんですが、このレーベルの中でも比較的コンスタントに作品を出している、 Missing Link こt Matt Cavendar が23番。
この人は wagon repair の中でも、実験的要素の強い人だと思うんだけど、今作もなかなかユニーク。1曲目の “Bur” は、微妙に靄がかった感じと、ブリブリ具合が気持ちいディープなアシッド・ミニマル。んで、これはこれで十分いいんですが、面白いのは裏の2曲。 “Fishin” は四つ打ちのキックの周辺で、絶えず様々なタイプの細かいリズムが鳴っていて、疾走感とはまた違った性急感が感じられて、さらにもう1曲の “Uncle Bills Cabin” の方も、変則的なリズムがユニークな曲。
全体的なインパクトは希薄ながら、なかなかの佳作ではないかと。