先月号の特集が「少年ジャンプ」だったので思わず買ってしまった「スタジオボイス」なんですが(何気に買ったの始めて)、今月号の[オルタナティヴ・ミュージック]ランキング100というのを見てみたら、100枚中持ってるの『No New York』だけだった。これは私が如何にオルタナティブに興味がないか、って事の表れなんでしょうか。でも今のオルタナティブって、ノイズ・ドローン・サイケデリック、みたいな感じでしょ?私どれも聴いてないもんなぁ。しょうがないか。
今までのブログの記事を読んでいると、わりとダブ・ステップに対しては否定的だったように思えたびびんばさんが、「このミックスCD聴いてダブ・ステップの可能性に気づいた」みたいな事を書いていたので、コレは早速聴かねばと、慌てふためいて探した1枚(因みに買ってはいない)。
多分多くの人にとってのミニマルがそうであるように、私にとってダブ・ステップって、全くといっていいほど曲毎の差異が分からない音楽なんだけど、好きか嫌いかと問われれば、断然好きではある。それはやはりダブの要素が非常に強いというのが大きいんだけど、ダブ・ステップというスタイルがまだまだ流動的であるがゆえに、混沌としたエネルギーを感じさせるのも魅力的。
そしてこのミックスCDも、ダブ・ステップって以外に色んなのがあるのねぇ、ってな感じで、ドラムン・ベースっぽいのからルーツ・レゲエっぽいのまで、スタイルはなかなかに幅広く、しかしこの中で好きな曲があるかといえば、曲の区別なんかよく分からねぇんだけど、ひたすらブヒブヒいってるベース音を聴いてるだけでもすげぇ楽しい。
一度生で聴いてみたいモンですな。
別に否定的ってわけでもなくて・・・いや、否定的だったのかな、やっぱり。
それは「ダブステップ」っていうコトバが流通し始めた頃のダブステップって、単にダブの味付けをした2ステップ/UKガラージ位にしか聴こえなかったからなんです。
だけども最近は良い意味で八方美人的というか、色んな要素を感じさせるトラックが多いことにも気付いて、ジャンルとしてのポテンシャルもまだまだ相当なものなんだな、と。
今後、かつてのドラムンベースのように消費されてしまう道を歩むのか、それとも・・・といったところも気になります。
>びびんばさん
まぁかくいう私も、ダブ・ステップってすぐ消えると思ってましたけどね。
実際ダブ・ステップと表裏一体のような関係だったグライムは、
ずいぶんと影が薄くなっちゃったし。
そんな私の中で、ダブ・ステップへの関心度が上がったのって、
やはりミニマルとの併合なんですが、どうですかねぇ。
まぁミニマルもダブ・ステップも、基本ダウナーな音楽なので、
ドラムンみたいにポップ・フィールドで消費されるようなことは
ないと思うんですけどね。
浜崎あゆみもこの両者には手出してないし(笑)。