http://www.philpot-records.net/
最近色々あって、どうも気分が落ち気味なので、テンション低めな文章がしばらく続くかと思います。すんまそ。
とか書いてみたんだけれど、じゃぁいつものお前の文章はテンション高いのかと聞かれると、首を90度位に傾げてしまうわけで、だったらいつもと変わらないのかなぁと思いつつ、あんまり気にせずいきましょう。
このブログでは何度か紹介している、 Michel Baumann さんの Jackmate 名義での新作。この人はシカゴな Jackmate と、デトロイトな Soulphiction という二つの名義を使い分けているのですが、近年その二つの名義の境というのがずいぶんと曖昧になってきていて、このシングルなんか結構デトロイト寄りなんじゃないですかねぇ。まぁ私はシカゴ・ハウスなんか全然分かってない人間なんで、聴く人が聴けばシカゴっぽさも感じるのかもしれないけど、私なんかが聴くと、温かみのあるシンセとくぐもったキックの音が鳴る “GOTHAN” なんか、普通にデトロイト・ハウス。とはいっても曲はいいので全然文句はないのですが、さらに良いのが裏の表題曲。アフリカン・パーカッションを使ったトライバルなミニマルで、最近多いこの手の曲に比べても、はるかにダイナミズムがあって小気味良い。後半のリズムの展開もカッコいいし、曲全体にわずかにジャズの香りが漂っているのも良い。やはりこの人才能あります。