少し前まで Battles を語る際によく使われていた「マスロック」という言葉。個人的にはこの Battles のアルバムにより一気にこの言葉が広まるんじゃないかと思ってたんだけど、逆に全然聞かなくなっちゃいましたね。なんでだろ。まぁいいや。
昔からメタルとプログレが好きなせいかテクニカルなロックて好きなんだけど、とりあえず私の聴いてきたバンドに関しては、演奏が軽すぎて不満に思えるものが少なくなかったんですよね。しかしこの Battles に関しては演奏から放たれる身体性がとんでもない。手数の多いドラムが段々とビートを強めていく1曲目の “Race:In” やシャッフルするリズムがとてもグルーヴィな “Atlas” を筆頭に、ジャズやハードコアなど様々な音楽性を取り込みながらも、あくまで曲全体をぶっといグルーヴで貫いたロック満載で、確かにコレはかっこいい。まぁ前半のテンションに比べると、後半若干ダレル感じはあるんだけど、兎にも角にも “Atlas” がかっこ良過ぎるので許せてしまいます。
それとその “Atlas” のシングルではリミキサーに DJ Koze を起用していたけど、 Kompakt 好きを公言する彼らが、この後どうダンス・ミュージックと交わっていくのか楽しみにしたいところです。
@TOWER JP
Tracklist
- 曲名リスト
-
- Race: In
- Atlas
- Ddiamondd
- Tonto
- Leyendecker
- Rainbow
- Bad Trails
- Prismism
- Snare Hangar
- Tij
- Race: Out
by G-Tools , 2007/06/17
こんにちは。
Kozeがリミックスしていたのはちょっと驚きました。これからKompakt勢との共作なんかも期待していいんですかね?
Kozeがリミックスしていたのにはちょっと驚きました。Kompakt勢との共作も期待していいんですかね?
おっしゃるとおり、前半はテンション高いのですが、さすがに後半は疲れて聴いてる方の集中力が持たないですね。
以前のEPシリーズとの決定的な違いはボーカルが入ったことでしょうが、ボーカルが入って強度を増す場合もありますが、このバンドの場合はボーカルはやっぱりいらないな、と思った次第です。
>ヨサさん
ホント Kompakt との交流は期待したいところなんですが、こればっかりはどうですかねぇ。
でも最近 Kompakt も流行に敏感だから、なくもないかも。
>大神さん
私は以前の EP 聴いてないので何ともいえないんですが、とりあえずコレを単体で聴く限り、それほど悪い試みではないと思います。やっぱり慣れてない人にはヴォーカルあるだけで印象が全然違いますしね。