http://www.dizzeerascal.co.uk/
クラブ・ミュージックというのは新陳代謝が激しいのが常でありますが、最近イギリスではベースライン・ハウスなるものが人気なんだそうで。といっても、少し前に偶然見つけたDJエラグルさんのブログをみてはじめて知ったんですが。しかもそこから発展したファンキーなるものもあるらしく、そこまでいくと全くついていけません。
っていうかですね、最近そういう動きには本当に疎くて、実は未だにフィジット・ハウスってどういう音を指すのか分かっていません。ついでにいうと、たまにテクニークのサイトで見るループ・ハウスというのはなんなんでしょうか。ミニマルの次にくる音なのかしら。まぁいいや。話が逸れた。
そんなベースラインなる言葉が気になりだした頃に、タイミングよくリリースされたのが Dizzee Rascal のこのシングル。
今までUKガラージやグライムってほとんど聴いてこなかったので、 Dizzee Rascal も聴いたことなかったんだけど、デビュー作のギラギラしたイメージからは程遠い、なんともユルイ四つ打ちファンク。エレクトロやディスコなどの他の色を絶妙に取り入れることで、古さと新しさが同居した、なかなか気持ちいい曲。
しかし今回の本題は、 Agent X という人によるタイトルまんまな “Dance Wiv Me (Basslin remix) ” 。
ベースライン・ハウスって上記したようにまだよく分かってないんだけど、印象としてはグライムに四つ打ちのキックを足した感じですかね。でもベース自体はグライム同様動きの激しいもので、さらにそこに早口のラップがのるものだから、かなり性急感のある音楽なんだけど、それが威圧的な方向にいかず、全体の印象としてはあくまでちゃらいのが面白い。
このベースライン・ハウスが今後日本でもメジャーになるのかはよく分かりませんが、個人的にはちょっと追いかけてみたい動きです。