オランダのブラック・メタル・バンドが2012年春に出したデビュー・アルバム。
昔はブラック・メタルというと音が劣悪なのが当然、みたいな感じだったんですが、今作は非常に抜けのいいすっきりとした音になっていて、それだけでかなり現代的な印象を与える作品になっている。
また曲の方もブラック・メタル的なおどろおどろしさよりも、モダンなハードコアなんかに近い暴力性のある比較的直球なモノなんだけど、ものすごい速さのブラストビートを聴かせる頭2曲の衝撃がでかいので、それだけで1枚なんとなく聴きとおせる。
まぁ長い曲になるとスローパートが明らかに中だるみになってるんだけど、そこら辺はまだ1枚目という事で、構成力磨いてほしいところでしょうか。
でも全体的には聴きやすい好盤かと。