今のミニマルって “heater” 以降というべきなのか、やたらとオリエンタルなメロディのトラックが目立ちますが、それと似たような流れなのか、パーカッシブなのもずいぶんと増えてきていて、それとは別に、またハウスっぽいのもやたらと多くなっていて。
というのが私の印象なんだけど、実際どうなんでしょう。なんかシスコが無くなってからというもの、あんまりレコ屋に行かなくなっちゃったし(買ってはいるけど)、元々クラブに頻繁にいく人間でもないので、実は最近のミニマルって全然分かってないんだけど、まぁそれほど大きくは外れてない気がする。
んでまぁそういう流れからいくと、一時期ほどの勢いはないものの、いまだ高い人気をほこっているのがこの Guillaume & The Coutu Dumonts さん。なんかものすごく二人ユニットっぽいお名前ですが、カナダ出身の Guillaume Coutu Dumont の一人ユニットで、 Egg とか Luci とかやってる人なんだそうで。
カナダのミニマル系のアーティストの多くがそうであるように、この人もカナダのレーベル中心に出してたんだけれども、今作はフランスの Circus Company からになるわけですが、表題曲は、上にあげた3つの要素を見事なまでに混ぜ合わせた曲。ってもどれも要素的に相性はいいので、何の不自然さも感じさせない、楽しげなファンキー・ミニマル・ハウス。
そして裏の “Can’t Argue With Silence” はもっと隙間を生かながらもよりミニマルに、でも独特のゆるさも持っていて、やはり明るく楽しげな曲になっていて、これも最近の傾向なんですかね。思えば近頃人気のある曲って、基本的に明るい曲が多いもんね。やはり皆さんいい加減鬱々と踊るのには飽きたということなのでしょうか。そうするとこの先にあるのはハウスのシカゴ回帰な気がするし、最近のデトロイトの復権とあわせて、テクノも原点回帰するんでしょうか。んで、暗いミニマルの方々は(私が好きなの)、ダブ・ステップと交配して、よりミニマルに鬱々と、ってな感じなのかしら。うん、よく分かんないや。
っていうかすげぇ眠い。なので今回かなり文章グダグダですね。次回からはもっとがんばります。ごめんなさい。