ギリシャのラッパー Iso XL が2009年に出したフリーのアルバム。
彼の MySpace を見るとジャンルのところが「Death Metal / Hardcore / Hip Hop」となっているんだけど、そう書くのも伊達ではなく、全編ディストーション・ギターとストリングスが大仰に盛り上げる曲は、かなりメタル度が高い。
それでいてリズムはヒップホップ、ヴォーカルはラップとなると、一昔前のミクスチャー系に近いものになりそうな気もするんだけど、ファンクの要素を排することでメタルの要素をより浮き上がらせていて、この辺のバランス感覚が非常にヨーロッパ的に思えて面白い。