http://www.myspace.com/phile2000
何気に blog や SNS ってそれなりに手出してるんだけど、イマイチ面白くなくてどれも長続きしません。やはり目的がないとダメということでしょうか。それなのに、遅ればせながら Twitter ってやつを始めてみた(右上のやつがそうです)。でも特に面白い事もなく、なんだか早々とやめてしまいそうな予感・・・。
昨年の soulphiction 名義でのアルバム『state of euphoria』が素晴らしかった Michel Baumann の、 Jackmate 名義では多分3枚目となるアルバム。彼はこの前も Manmade Science という3人組のユニットでアルバム出したばかりなので、ずいぶん働くなと思ったんだけど、制作時期が1997年から2007年までと書いてあるので、おそらく未発表曲集に近いものなんだと思います。リリースは philpot のサブ・レーベルから。
以前も書いたんだけど、 Michel Baumann にとって soulphiction がデトロイトからの影響を色濃く映したものだとすれば、この Jakcmate という名義はシカゴ・ハウスからの影響を打ち出していて、冒頭の短いイントロに続いて鳴らされる、スカスカの音作りと跳ねるビート、そして声ネタなんかは確かにシカゴっぽい。
しかしシカゴ・ハウスに殊更詳しくもなければ思い入れもない私からすると、シカゴ・ハウス云々というのは正直どうでもよくて、それを下敷きにしながらも、見事にミニマル以降の感性で仕上げているところで、単なる解雇主義的なものになっていない。さらに最近のミニマルには欠けがちな、聴き手を強引にでも踊らせようとする粗野なグルーヴがあって、もうめちゃくちゃかっこいい。
個人的にはこれでもっと曲が長ければいう事ないんだけど、逆にいえばトータルで40分ほどしかないこのアルバムは、あまりダンス・ミュージックに親しんでない人でも聴きやすいのではないでしょうか(まぁアナログでしか出てない時点で敷居が高いんだけどiTunes Store でも売ってた)。