http://www.myspace.com/jamesblakeproduction
さすがに古めの音盤紹介が続きすぎているので、いい加減あたらしめのも取り上げましょうか。
ということで、みんな大好き James Blake が5月にアナログで出したブート・シングル。
アルバムはよく分からないとか書いておきながらシングル買うんかい、という突込みが入りそうですが、アナログでこういう怪しいブツが出るとついつい手が伸びてしまうのですよ・・・。
James Blake といいます、以前からメジャーな曲のブート・リミックスを作っているという話を聞きますが、今作は Lil Wayne と Destiny’s Child をリミックスしたもの。
ダブステップのリミックスって、歌ものにウォブル・ベース加えただけみたいなものが、ネットにはそれこそものすごい数転がっていますが、今作はそんなものではもちろんなく、良くも悪くも James Blake らしいくぐもった音色のブレイクビーツ。
しかしための利いたビートと飄々と鳴る上モノが Lil Wayne のラップと意外にあっている “A Mill” 、ラテンパーカッションを軸に疾走感のあるビートと、逆に低速回転させたようなヴォーカルの対比が面白い “Bills Bills Bills” と、アルバムよりもずっとトラックが面白いので楽しめる。
まぁそれでもこれがきっかけに James Blake の魅力に目覚める、なんてことにはならなかったんだけど、それでもこの路線の音ならもっと聴いてみたい。