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全然更新していなかったので、リハビリがてらぽつぽつ書いてみる。
ロンドン出身の18歳、 Jamie Isaac が2013年の7月に発表したデビューシングル。以前 King Krule とコラボなどもしていたようだが、私は今作で始めて聞いた。
この人の音楽は色々なところで書かれているように James Blake に非常に近い。ピアノの弾き語りに近いスタイルで、深いベース音が絡むところなんか確かにそのまんま。
ただ James Blake の音を特徴づけているノイズがかった音響構築などはないため、音数も少ない事から静謐な印象が強く、その音世界を崩すことない透明感のある歌声は非常に魅力的。要は歌ものとしても聴きやすいく James Blake の歌が未だに好きになれない私からするとうれしいところ。
また彼の Bandcamp に上がっている音源を聴くと、以前はインストのアンビエントを作っていたようだが、今作でも緩やかにひろがるアンビエンスは非常に心地よく、今作を一層魅力的なものにしている。
まぁ今作は曲のタイプが全部ピアノ・バラードなので、アルバムでも全部これだとさすがにきついとか、逆にバラード以外はどうなのかとか、不安がないわけではないんですが、とりあえず今後が楽しみな新人さんかと。